人気アイドルグループ『AKB48』の"わさみん"こと岩佐美咲(17、チームA)が20日、都内で行われた演歌歌手としてのソロデビュー曲『無人駅』大ヒット記念「無人駅フォトコンテスト表彰式」イベントに登場。
1000人のファンの前で、『無人駅』と『ヘビーローテーション<演歌バージョン>』を歌い、公開撮影会や握手会などを行った。
サプライズで、来年1月に、「セカンドシングルリリース決定」と、発表されると、うっすらと涙をためるほど感極まった。
2月に発売された同局は、オリコンチャート総合5位(デイリーチャート1位)、演歌歌謡部門で1位を記録。
初登場TOP10入りは演歌歌手として史上最年少記録。
その後も、演歌チャート上位を維持し続けた。
同局は、AKB48の総合プロデューサーである秋元康氏が、30年後の岩佐に向けて書き下ろした作品。
ピンク地に花柄の明るい着物で登場したわさみんは、「もう9ヶ月もたったのか。
2月1日が昨日のことのようです。
AKB48は、同じ曲をこんなに長く歌わない。
演歌だからこそ長く歌って、たくさんたくさん聞いていただけるんで、すてきなこと。
皆さんと深く分かり合えたというか、仲良くなれた気がします。
今日は8万5千人も来ていただいてありがとうー」と、演歌の活動を振り返った。
今回のイベントでは、その『無人駅』の大ヒットとして、今年6月11日より、全国の「無人駅」の写真を募集していた「無人駅フォトコンテスト」。
1000通の応募作品中から、優秀賞40作品(A賞B賞各20作品)の授賞式が行われ、優秀作品の中から、優勝、準優勝、佳作を選出し、記念の盾と表彰状がわさみんくから手渡された。
わさみんは、優勝作品が発表されると、「これをジャケ写にしたいぜ!」と、激しく賛同し、「せつない感じで、一人旅みたいな感じがしたから、曲にピッタリ。
この写真を見ながら無人駅を聞きたいなと思いました」と、感想を語るほどお気に入りとなった。
フォトコンテストを通した感想として、「こういうフォトコンテストができたのも、無人駅というタイトルだからだと思うし、1000通も応募していただき、(今日のイベントにも)遠くから来ていただき、ありがとうございます。
写真をみせていただいて、同じ無人駅でもせつないの、明るいのといろんな姿が見えた。
もっと(無人駅を)知って、いい歌を歌わなきゃと思いました。
ありがとうございます」と、あらためて奥深い演歌の詞の世界に思いを馳せていた。
ここまでイベントは、ほのぼのとした雰囲気で進んでいったが、突然、司会者から「ここでサプライズがあります」と言われると、何も知らされていなかったわさみんもビックリ!「えっ、何、何?怖いんですけど…」と、身構える。
そして、「来年1月にセカンドシングルが発売されます」と、発表されると、「えー、本当ですか?本当ですか?」と、驚きはしゃぐ。
握手会などでも、「2枚目まだなの?」と、ファンから聞かれていたそうで、AKB48などアイドルやJ-POPは、シングルが約3ヶ月に1度のペースで発売されるが、演歌は1年かけて売るというスタンスの違いがある。
しかし、その違いを知っている岩佐も、セカンドシングルの話さえない最近は、「私もAKBのペースに慣れてきていて、不安になっていた」と、やや声を上ずらせる。
そこへ、1月にセカンドシングルリース決定の報に、涙をうっすらとためながら感極まる。
「のほほんとしたイベントだと思っていたので、ビックリしました。
ここの場でくるとは…」と、驚きつつ、「第2弾が一番、頑張らないといけないと思っていて、『無人駅』を超えないといけないと思ってます。
自分の曲に勝てるように頑張りたい」と、気合を入れていた。
タイトルをつけるとしたらと問われると、「無人駅みたいに、名前にインパクトある曲がいいんですね。
思いつかないんですけど…海をテーマにした演歌が多いし、私もよく歌う曲なので、自分の曲にしたら嬉しい。
でも、秋元先生にお任せします。
また、フォトコンテストができるような曲がいいです」と、言いながらも、再度、記者からタイトルをと言われると、「『大漁だぜ!』みたいな…」と、勢いで言うと、自分でも大笑い。
さらに、「カップリング曲として歌った『ヘビーローテーション』の演歌バージョンみたいに、AKB48の曲を演歌バージョンでシリーズ化したら面白いと思っています。
『ポニーテールとシュシュ』とか『Everyday、カチューシャ』とか」と、アイデアを出していた。
また、「AKB48の方も、いまはチームAなんですけど、11月からチームBになって、16人体制になる。
(秋葉原のAKBシアターの)公演に出れるメンバーが変わるので、AKBでも頑張っていかなきゃいけない」と、常に激しい競争がかせられるAKB48でも、頑張る覚悟を語った。
同イベント中、A賞に選ばれた20名による「岩佐美咲公開撮影会」が行われたが、いつもと違う雰囲気に、やや緊張気味のわさみんは、「ポーズを付けてくれると嬉しい」と、リクエストするや、ファンたちから、いっせいに、「ニャンニャンポーズ」の大合唱!
すると、「うるさーい。
キミたちに聞いてないヨ。
すぐそっちにもっていくんだから~」と、照れまくるわさみんに、ファンたちから拍手喝采のリアクションと、「可愛い~」との歓声が上がった。
撮影会に参加した方たちからも、そんな空気を読んで「ニャンニャンホーズ」とか「ハートを作って」と言われると、本当に照れながらもリクエストに応じていた。
撮影会を終わった感想は、「恥ずかしいよ、本当に。
公開処刑だよ」と、率直な感想を吐露すると、またまた、ファンからは大きな拍手が起こり、大いに盛り上がったイベントとなった。