
昨年の『朝ドラ殺人事件』(2012年3月)、『大河ドラマ大作戦』(2012年8月)に続く第三弾の今作は、NHK放送博物館を舞台に松井扮する新人ディレクター「佐蔵のぞみ」が幽霊退治に奔走する。3月29日(金)24時25分よりNHK総合テレビにて放送。
クランクアップを前に松井は「今回私が演じた佐蔵は、どんなにくじけそうになっても、ポジティブに仕事をこなしていくという明るいキャラクターなので、最後まで全力で明るく、観ている方にも笑顔になって頂けるように撮影を頑張ります」とあいさつ。
次に、前二作でアシスタント・プロデューサー新見美穂役で主演をつとめた秋元は、「前作ではAPとしての美穂の成長録をご覧頂いたと思います。今回佐蔵のぞみちゃんを迎えますが、実際にAKB48とSKE48の中でも先輩後輩です。そういう所も役とリンクしていますので、一段と成長した美穂の姿をドラマの中でも見て頂けると思います」と頼もしいコメント。
続いて藤本は「今回、幽霊役ということで(笑)幽霊ですが、記憶を失っていたりと、そういう観点でも芝居を楽しくやらせて頂きました。また、最後には野際さんにね……。そこも見どころだと思います!」と意味深発言!?
また、学芸員役の南は「参加させて頂きありがとうございます。笑いあり、涙あり、そしてちょっと歴史も学べたりと。その歴史を伝える部分を僕なりの方法でやらせていただきました。最後まで皆さん楽しんで頂けたら嬉しいです」と振り返った。
そして放送博物館の館長を演じる野際は「約50年ぶりにNHKに戻って参りました。今回はロマンティックな役で、ドキドキしながらやらせていただきまして、家に帰っても顔が真っ赤で…すごく恥ずかしかったのか、寒かったのか…(笑)」と語り、会場は和やかな笑いに包まれた。一体館長にどんなロマンスが!?
同ドラマはNHKドラマ部の若手ディレクターが幽霊退治に奔走する人気シリーズ。記者から「これまで幽霊体験・不思議体験はありますか?」思わぬ質問がとびだすと、松井が「実は私、幽霊が見えるんです。何度か今までも見たことがあります。もらったな、と思った時は塩風呂に入って清めると、泡がブワって出て"あ、今出ていった"ってわかります」と衝撃の告白! ザワつく中、野際が「塩風呂はダイエットじゃなくて?」と場を和ませた。
秋元も「以前ミュージックビデオの撮影で、日光へ行ったとき(AKB48の)メンバーたちと建物の別館にいたんですが、メンバーが"ちょっと気持ち悪い"って言いだして、本館に移動したときに、私と松井玲奈ちゃんだけが別館にいたまま。普段は気持ち悪いなとか感じることは無いんですが、その時はそういう気持ちに負けたくないって思い、別館に居続けたんです(笑)」と不思議なエピソードを披露すると、松井が「あの時、居ましたよ…」と追い打ち。秋元は「やっぱり!玲奈が居てくれたからよかった。でも今回、こういうドラマで繋がっているのでね(笑)」と笑顔を取り戻した。
続けて「今回のロケ地で幽霊はいましたか?」との質問に松井は「今回は、いませんでした」明かすと、野際から「それを言っては、このドラマが成立しないわよ!」と慌てて制すと、松井は「あ!じゃぁ皆さん(幽霊が)いる事にしておいてください!」と慌てると、共演者・スタッフからも笑いが。和気藹藹とした雰囲気から、チームワークの良さが伝わってくる会見であった。
ストーリーは、テレビ60年の企画展の準備が進むNHK放送博物館に幽霊が出現! 記念番組の中継ディレクターを任されたのぞみ(松井)は、博物館に着くやいなや、先輩の美穂(秋元)に言われて幽霊退治をするはめに。さらに中継の構成に博物館の館長(野際)からダメさしをされ、内容の練り直しを迫られる。のぞみは幽霊(藤本)の願いを聞いて成仏させようとするが、幽霊は自分のことについて記憶を失っていた……。どうぞお楽しみに!!
【出 演】
松井玲奈(SKE48)、秋元才加(AKB48)、藤本隆宏、南圭介、国生さゆり
桂亜沙美、野際陽子 ほかの皆さん
■テレビ60周年マルチチャンネルドラマ『放送博物館危機一髪』
2013年3月29日(金)24:25~(NHK総合テレビ)
※マルチチャンネルドラマとは、1つのチャンネルで同時に複数の映像を流す仕組みのこと。テレビのリモコンでどの映像を見るかを切り替えることが可能に。メインチャンネルではドラマの本筋。サブチャンネルでは部分的に別ストーリーを放送。視聴者は自由にザッピングしながら、オリジナルのドラマを楽しむことができる。録画では(基本的に)片方のチャンネルだけしか見られないので、オンタイムでお楽しみください! 関連リンク 公式サイト>> http://www.nhk.or.jp/drama/hakubutsukan/