AKB48まとめんばー

SKE48 LIVE!! ON DEMAND

2012年12月6日木曜日

「たかみなさんはちょっとお断り」衝撃発言も飛び出した『AKB1/149 恋愛総選挙』新CM発表イベントレポート

12月6日にバンダイナムコゲームスが開催した『AKB1/149 恋愛総選挙』世界記録認定・新CM発表イベント。
本記事では新CMの内容や、ゲームとCM撮影秘話などを中心にレポートしていきます。
前の記事でもご紹介したように、世界記録の認定式に引き続き行われた新CM発表にもAKB48から高橋みなみさん、渡辺麻友さん、横山由依さんが登壇し、司会は本作プロデューサーの広野啓氏が務めました。
気になる新CMですが、なんと今回の新CMは計6種類。
大島優子さん、高橋みなみさん、渡辺麻友さんそれぞれ2種類のCMが12月10日から来年1月14日まで地上波などで放映されます。
内容はというと、「次々とアプローチをしてくるAKB48メンバーを容赦なく振り、ただ一人の推しメンを選ぶ」というゲームのコンセプトを元にした内容になっており、本作のユーザー調査をしている人のもとへ、突然本人が登場するドッキリ企画のCMになっています。
自分が推すメンバーの話を熱心に語っているところに本人が登場して大喜びするCMもあれば、登場したメンバーが自分の推しメンと違う場合もあり、ファンの様々なリアクションが楽しめる内容に。
撮影の印象を聞かれ、「めちゃめちゃ楽しかったですね!」と語ったのは高橋さん。
「日頃AKBの番組ではドッキリを仕掛けられる側なんです。
なので、シンプルに仕掛け人ってこんなに楽しいんだって思いました」と撮影をすっかり楽しんだ様子でした。
また、CMはメンバー1人2本ずつですが、それぞれ10人くらいの人にドッキリを仕掛けたそうで、途中で隠れているところがバレそうになったという裏話も披露してくれました。
撮影時間が深夜に近かったという渡辺さんは、開口一番「すごく緊張しましたね」と一言。
「皆さんが結構良いリアクションをしてくれました。
ただ、(ドッキリで)出て行った後に、「私に推し変(=推しメンを変えること)しますか?」と聞くんですが、「いや、そういうの絶対しないんで」みたいに絶対に折れない人もいて、逆に心が折れました」と苦労を語りました。
これには高橋さんも「いたいた!」と共感していたようです。
「でも、色々な人がいて楽しかったです」と笑顔で振り返っていました。
CMには出演していない横山さんは、感想を求められると、「すっごい良いセンスのCMやなぁって」と一言。
すかさず他の2人から「なんで上から目線?(笑)」と突っ込まれていました。
続いてはゲームの撮影時の話になり、横山さんはチャイナ服を着て、ゲームの撮影をしたそう。
「なんでチャイナ服だったんですか?」と質問された広野プロデューサーは「基本的にこのゲームは恋愛妄想ゲームなので、色々なユーザーさんの妄想を具現化した結果です」と答えていました。
ですが、横山さんは「中華料理屋でチャイナ服を着る人なんて滅多にいないですよね(笑)」と的確な突っ込みをいれていました。
打って変わって、実際に園児が何人もいる幼稚園で保育士に扮して撮影をしたという渡辺さん。
子供がとてもかわいかったとのことで広野氏が「すごく楽しんでいましたよね」と質問するほどに、楽しく撮影に臨んでいたようです。
高橋さんは真夏の設定でかき氷を食べながら扇風機の風を浴びなければならないのに、後ろでは土砂降りの雨が降っていたそう。
ただ、「すごく自然体の高橋さんが撮れた」と広野氏が語ったように、こちらも楽しく撮影が進んだということです。
最後に登壇したメンバーから発売を心待ちにしているファンに向けて一言ずつメッセージがありました。
横山さんからは「149人の中から選ぶこともできるし、選ばなくても良いんですけど、とりあえず私はまゆゆさんと付き合おうと思います。
たかみなさんはちょっとお断りしておきます(笑)」と衝撃の発言には高橋さんも驚いた様子でした。
ただ、「何回も繰り返し遊べるので、全員と付き合って頂けたらと思います」と最後は綺麗に(?)まとめていました。

まゆゆ“推し変”のお願いを断られ、心が折れる

バンダイナムコゲームスは、AKB48を題材にした大ヒットPSP(R)ゲームシリーズ「AKB1/48」の第3弾となるPSP(R)/PS Vita「AKB1/149 恋愛総選挙」を12月20日(木)に発売する。
同ゲームは、AKB48をはじめ姉妹グループであるSKE48、NMB48、HKT48のメンバー総勢149人が、ゲームプレイヤーのことを好きな状態でスタートし、次々とアプローチをしてくるメンバーを振っていき、ただ一人の推しメン(応援しているメンバー)を選ぶというもの。
また、「最も多くのポップシンガーがフィーチャーされたビデオゲーム」というカテゴリーでギネス世界記録TMを樹立。これを受け、12月6日、都内で「『AKB1/149』世界記録認定・新CM発表イベント」を開催。AKB48から高橋みなみ、渡辺麻友、横山由依が登場した。
ギネスに認定されたことについて「自分たちが出演させていただいてるゲームが、認定していただけるということはすごく光栄に思います」(高橋)、「世界が認めてくださったということなので、世界に羽ばたく一歩として、また進めたのかなと思います」(渡辺)、「48グループは人数が多いことが特徴なので、その特徴を生かしたギネスの認定をいただけるなんて本当に光栄なことだと思います」(横山)とそれぞれ喜びの感想を明かした。
また、12月10日(月)より放送される新CMが発表された。同CMは、ゲームソフトのユーザー調査をしている人の元にメンバー本人が登場するというドッキリ企画の内容。登場したメンバーが推しメンとは限らず、メンバー本人が「私に"推し変"(応援するメンバーを変えること)しませんか?」などとアピールするなど、さまざまなリアクションが楽しめる。大島優子出演のもの、高橋みなみ出演のもの、渡辺麻友出演のもののそれぞれ2パターン、計6パターンを放送。
CMについて高橋は「いつもドッキリを仕掛けられる側なので、撮影はめちゃめちゃ楽しかったです。CMの親子の方は、『にゃんにゃん(小嶋陽菜)が好き』って言っていたのを、『推し変する?』って聞いたら、『うん!するー!!』って言ってくれた」とにんまり。一方、渡辺は「中には、『私に推し変しますか?』って聞いても『あ、僕はしません』ってすごく冷静に返されちゃったり…。心が折れましたね(泣)」と漏らす一幕も。
最後に「何度もやり直せるので、全員とぜひ付き合っていただけたらなと思います!」(横山)、「12月20日発売ということで、クリスマス淋しいな…という方は、ぜひ。AKBや他の姉妹グループと素敵なクリスマスを!年越しを!お正月を! いろんなメンバーと素敵な時間を過ごしてください」(渡辺)、「激モテ状態を楽しんでいただいて、ヘビーローテーションしていただければなと思います! (このシリーズの)ゲームをやった方に『たかみな振ったぜ!』ってよく言われるんですが(笑)」(高橋)とそれぞれPRした。

たかみなドヤ顔!AKB新ゲームでギネス達成

国民的アイドル集団、AKB48を起用したプレイステーション・ポータブル用ソフト「AKB1/149恋愛総選挙」(20日発売)が、「最も多くのポップシンガーがフィーチャーされたビデオゲーム」としてギネス世界記録を樹立し、6日、メンバーの高橋みなみ(21)、渡辺麻友(18)、横山由依(19)が都内で会見した。
AKBグループの総勢149人が登場し、アプローチしてくるメンバーを振り続けるという恋愛妄想ゲーム。たかみなは「自分が出ているゲームが認定されて光栄。149人ってすごい!」と自画自賛。まゆゆは「世界に羽ばたく一歩になった。クリスマスが寂しい方は、たくさん登場するメンバーと過ごしてください」とアピールした。

AKB3度目ギネス認定 恋愛妄想ゲームで「最も多くの‐」

AKB48をはじめ、SKE48、NMB48、HKT48を含めたグループ総勢149人が登場する恋愛妄想ゲーム「AKB1/149 恋愛総選挙」がギネス認定されたことが6日、分かった。「最も多くのポップシンガーがフィーチャーされたビデオゲーム」というカテゴリーでギネス世界記録を樹立した。AKBの名前がギネスに認定されるのは3度目。
6日、都内で行われた認定式に出席した総監督の高橋みなみは「光栄です」と喜び、渡辺麻友も「世界に認められたってことですよね」と声を弾ませた。ゲームはプレーヤーが、メンバーから次々と恋の告白をされる内容。
AKBの名前がギネスに認定されたのは3度目。10年11月に「世界一人数の多いポップグループ」として、今年3月にはアサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ モーニングショット」の新CM「メッセージ」編が「24時間以内に、地上波放送にて放送した同一商品のテレビCM最多バージョン数」としてそれぞれ認定されている。

AKB48、“大所帯生かし”ギネス世界記録認定 たかみな「進化まだまだ止まらない」

人気アイドルグループ・AKB48の高橋みなみ、渡辺麻友、横山由依がPSP/PS VITA用ゲームソフト『AKB1/149 恋愛総選挙』世界記録認定・新CM発表イベントに出席した。
同作は「最も多くのポップシンガーがフィーチャーされたビデオゲーム」としてギネス世界記録に認定。
グループ総監督の高橋が代表して公式認定員より認定証を受け取り、「私たちが出演させてもらったゲームが認定されて嬉しい。
グループの進化はまだまだ止まらないと思います」とさらなる飛躍を誓った。
<写真>ギネス認定! イベントに出席した、まゆゆら全身ショット
渡辺は「世界が認めてくださったってすごいこと。
世界に羽ばたける第一歩がまた進めたのかなって思います」と微笑み、横山も「グループは人数が多いのが特徴なので、人数を生かしたギネスの記録がもらえて嬉しい」と喜んだ。
2010年に初登場し、"人気アイドルを振って振って振りまくる"というコンセプトが人気を集めた「AKB1/48」シリーズの第3弾。
今回はAKB48のほかSKE48、NMB48、HKT48のグループ総勢149名のメンバーを振りまくれる。
「149人って学校1学年分以上の人がいて、そこから1人選べるんですもんね」と目を輝かせる横山に対して、高橋は「最近の悩みは、ゲームが出るといつも『たかみな振ったよ~』って言われること。
ぜひ選んでほしい」と猛アピールし笑わせた。
AKB48は今年3月に缶コーヒー『ワンダモーニングショット』のCMで「24時間以内に、地上波放送にて放送した同一商品のテレビCM最多バージョン数」でギネス記録を樹立。
ほかにも2010年に当時の正規メンバー48人が「世界一人数の多いポップグループ」として認定されている。

シェネル、『USEN J-POP年間総合』1位獲得「とても幸運なこと」

米ロサンゼルス在住のR&Bシンガー・シェネルが、シングル「ビリーブ」で『2012 USEN J-POP年間総合ランキング』の1位に輝き6日、都内で行われた表彰式に出席した。
同曲は映画『BRAVE HEARTS 海猿』の主題歌。
今年1年、全国の街で最も流れた楽曲に選ばれ「日本に素晴らしいアーティストの方がいるなかで、私が1位を取ることができてすごく嬉しいし感謝しています」と喜びを語った。
【写真】喜びのスピーチ、ミニ丈ドレス姿の全身ショット
トロフィーを受け取ったシェネルは「実感がなくて。
知らなかったのでびっくり。
とても幸運なこと」とニッコリ。
USENはレストランなどでよく聞いていたといい、「アーティストに素晴らしい機会を与えてくれる。
このシステムが世界中で広がればいいなって思ってる」と語り、来年に向けて「革新的なことやり続けていけるようなアーティストでいたい。
よりよいビジネスウーマンになれるように頑張りたい」と更なる活躍を誓っていた。

同ランキングは、USENが運営する『USEN 音楽放送』における各ジャンル主要チャンネルのオンエア実績、リスナーからの電話リクエストをもとに独自に集計。
『2012 USEN 洋楽年間総合ランキング』1位にはワン・ダイレクションの「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」が選ばれた。
以下は各ジャンルのランキング
◆各ジャンルランキング
『J-POP年間総合ランキング』
1.「ビリーブ」シェネル
2.「Shine」家入レオ
3.「ありがとう」JUJU
4.「輝く月のように」Superfly
5.「24karats TRIBE OF GOLD」EXILE TRIBE
6.「あんた」ティーナ・カリーナ
7.「ただいま」JUJU
8.「My Pefect Blue」柴咲コウ
9.「Be...」Ms.OOJA
10.「ストーリー」シェネル
『年間リクエストランキング』
1.「イエス」Acid Black Cherry
2.「あんた」ティーナ・カリーナ
3.「The beginning」絢香
4.「ひとつ」長渕剛
5.「真夏のSounds good!」AKB48
『洋楽 年間総合ランキング』
1.「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」ワン・ダイレクション
2.「伝説のヤングマン~ウィー・アー・ヤング~」ファン.
3.「ミスター・サクソビート~恋の大作戦~」アレクサンドラ・スタン
4.「グッド・タイム with アウル・シティー」カーリー・レイ・ジェプセン
5.「スターシップス」ニッキー・ミナージュ
『演歌 年間総合リクエストランキング』
1.「ひとり長良川」水森かおり
2.「新橋二丁目七番地」あさみちゆき
3.「櫻」氷川きよし
4.「霧笛」田川寿美
5.「千羽鶴」栗田けんじ

増田有華 AKB48劇場公演で騒動に謝罪!ファンから「頑張れ」の声

『DA PUMP』ISSA(33)宅でのお泊まりを認め人気アイドルグループ『AKB48』を脱退することをブログを通じて明かしていた"ゆったん"増田有華(21)が29日、東京・秋葉原のAKB48劇場で開かれたチームK公演に出演し、ファンを前に謝罪した。
増田はオープニングから予定通り出演。自己紹介コーナーで騒動について、「本当に申し訳なく思っております。すみませんでした」と、お詫びした。
30日付のスポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ、日刊スポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、増田は「ミュージカルが始まって歌やお芝居やいろいろなことをいろいろな目線で学び、新たにもっともっと勉強したいと思い、卒業を考えていた時期でもありました」と、現況についても明かしている。
そして「大事な仲間たちをがっかりさせてしまい、迷惑をかけてしまったこと、けじめとしてAKB48を辞退させていただきます」とあらためて自身の口から報告すると、ファンから「頑張れ」とエールが飛び交っていたという。
また、この日、増田は劇場公演出演前に自身のオフィシャルブログを更新し、「熱愛や不倫と書かれていて、正直すごくすごくビックリしました。本当に事実ではないことが書かれていて…今回ISSAさん含め他の共演者さんたちとはすごくいい関係を築けていました。夢の話、将来のこと、大好きなお芝居のことや歌のこと。いろんなことを毎日のようにたくさん話しました。ISSAさんはあくまでも、共演者の中の一人で私にとっては、お兄ちゃんのような存在で、恋愛感情は一切ありません」と、釈明していた。
なお、増田の正式な脱退時期は今後決まるとしている。

仁鶴原案ドラマにショージ、NMB矢倉ら出演

落語家、笑福亭仁鶴(75)が出演する、吉本興業所属50周年記念ドラマ、関西テレビ系「だんらん」(来年1月4日前9・55)が放送される。村上ショージ(57)と南野陽子(45)が夫婦役。NMB48の矢倉楓子(15)ら3人がドラマデビューする。仁鶴自身が原案を書き江戸時代の落語家役で出演する。
仁鶴は5日、「少し落語の世界みたいな部分があって笑いがある。そこらも楽しんでもろうたら」とコメントした。

【エンタがビタミン♪】「緊張で倒れそうだった」。FNS歌謡祭で石川ひとみと“まちぶせ”を歌った柏木由紀が心境明かす。

『2012 FNS歌謡祭』が12月5日に生放送された。AKB48の柏木由紀が憧れの石川ひとみとヒット曲「まちぶせ」をコラボした。
息のあったデュエットを披露してくれた彼女だが、舞台裏では緊張のあまり倒れそうだったという。
フジテレビの歌の祭典・FNS歌謡祭では毎回、有名アーティストによるコラボが見どころとなっている。
今年も数々の名コラボが生まれたが、その中で石川ひとみとAKB48の柏木由紀という昭和と平成アイドルによるコラボは微笑ましかった。
2人は石川が1980年代に大ヒットさせた「まちぶせ」を披露したが、実は今年の5月にテレビ『新堂本兄弟』で夢のコラボとして共演している。
その際に柏木は同曲を幼稚園の頃によく歌っていたとの思い出を語っており、石川はその頃から憧れのアイドルだったのだ。
『2012 FNS歌謡祭』を終えた柏木は、12月6日に『柏木由紀オフィシャルブログ』で再び実現した夢のコラボについて心境を綴っている。
FNS歌謡祭のもうひとつの見どころに、観客席で円卓に座りステージを楽しむ共演者たちの姿がある。
今年もジャニーズのTOKIOやV6が前列で歓声を上げて盛りあげていた。
そんな大先輩方が座る円卓を前に、AKB48の高橋みなみは「ステージに立つと地獄…」と緊張を表現していたが、今回の柏木はグループではなくソロとして歌ったのだ。
「緊張しすぎて倒れそうでした」と彼女は本番前の気持ちを明かす。
舞台裏で「『落ち着けー落ち着けー』っていくら思っても、心臓の音が止まらなくて」という状態でステージに立った柏木は、歌い出すとさらに緊張がひどくなったという。
そんな時に石川が目を合わせてくれたのだ。
本番前に石川は、彼女に「楽しみだね」と声をかけてくれていた。
目が合った時にそれを思い出したのだろうか、柏木は「不思議と"緊張"がいきなり"楽しい"になったんです」という。
かつては人気アイドルだった石川だが、現在はメディアで見かけることも少ない。
それでも大舞台で柏木の緊張をほぐす包容力のあるパフォーマンスができるのはさすがだ。
「とても有難い経験をさせていただいたと共に、まだまだだなぁと実感した一日でもありました」と柏木由紀は記しており、良い経験ができたようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

EXILE、小田和正、ミスチル……「歌がうまい」人は声が高い!?

レギュラーでの歌番組がほとんどなくなっている昨今だが、年末になると、『NHK紅白歌合戦』や『輝く!レコード大賞』(TBS系)、『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)、『ベストアーティスト』(日本テレビ系)などなど、数々の歌番組が放送される。
披露される歌は、なぜかAKB48や嵐の過去の曲などが多く、今年を代表するヒット曲の少なさが改めて実感されるところだ。
ところで、歌番組を見るたびに、もうひとつ不思議に思うのは、「歌がうまい」とされる歌手がたいてい声の高い人ばかりだということ。
たとえば、2012年8月3日発売の『オリ★スタ』(オリコン)では、カラオケ特集内で、3,000人が選ぶ「歌がうまいと思うアーティスト」のランキング5位までを男女別に紹介していたのだが、男性編の1位はATSUSHI(EXILE)で、2位が小田和正、3位が桜井和寿(Mr.Children)、4位が大野智(嵐)、5位が稲葉浩志(B'z)という結果だった(女性編1位は宇多田ヒカル)。
このほかにも、よく「うまい」といわれるのは、山下達郎や松山千春、平井堅、槇原敬之、ゆず、森山直太朗、布施明など。
布施は高いか微妙だが、全体にハイトーンの人が多い気がする。
一方、低い声で歌がうまい人といえば、かつては谷村新司やフランク永井、佐々木功などがいたけど……。
これってなぜ?
『裏声のエロス』(集英社新書)著者で、音痴矯正を手がけるBCA教育研究所主宰者の高牧康さんに聞いた。
「福山雅治の歌声を高いと思いますか? それとも低いと思いますか? 『低い』と言う人が多いんですが、彼の声は実は低くなく、太いだけなんです。
声に関して、『高い』と『細い』、『低い』と『太い』が混同されてしまうということがよくあります。
たとえば、歌っている曲の音域から見て、布施明は高くて太い声で、フランク永井は太いけど、低くはないんですよ」
ただし、最近の歌謡曲が全体に少し高音域になっているということは言えるそう。

「EXILEやGReeeeNは、確かに高いですよね。
ただ、一般的に声が高くなっているというわけではなく、高いものが好まれるということがあると思います。
『三大テノール』はあるのに、『三大バリトン』はないように、高いほど権威があるんですよ」
確かに、「歌姫」と言われる人も、たいてい高音域が出る人ばかりだ。
とはいえ、昔は「太い声」が好まれていた時代もあったという。
「スピッツや小田和正など、高くて細い声が好まれるようになったのは、男性の女性化・女性の男性化、ユニセックス化などが影響していると思います。
やはり根底に男女雇用機会均等法は無関係ではないのでは?」
また、かつては裏声(ファルセット)を使うのは特別な歌手だけだったが、今では森山直太朗や平井堅、福山雅治もEXILEも裏声を使うようになった。
これは「ボイストレーニングのグローバル化」によるものだそう。
「海外のほうがクラシックとポップスの垣根が低く、ファルセットも昔はクラシックのほうが多用していましたが、ポップスにも入ってきたということはあります。
それも『高い声=良い声』という認識になってきているからではないでしょうか」
歌のうまい歌手に高音の人が多いのは、全般的な声の高音化ではなく、好みの影響がやはり大きそう。
たまには低くてシブい、うまい人が売れてもよさそうな気はするが……。

アイドル冬の時代、衆院議院への転身は成功するか

4日に公示され16日投開票の衆院総選挙。
全国を各候補者が選挙戦を戦っているが、毎回のように出てくるのが「タレント候補」。
今回注目を集めているのは、日本維新の会公認で東京21区から立候補している元グラビアアイドル・佐々木梨絵さん(30、佐々木りえ)か。
アイドル冬の時代に、新たな進路を切り拓けるか、とも注目されているが、結果はいかに。
■実業家でもある「打算的ニューアイドル」
芸能人では使い古された手法だが、自転車で選挙区を回る佐々木さん。
今年の夏、維新政治塾の名簿に佐々木さんの名前が載っていたことで、政治家志望であることが国民の知るところとなった。
「当初は候補に公認されとは考えられていなかった」と維新関係者。
というのも有名人はできるだけ公認しないという考え方があったようなのだが、選ばれた背景には、急に吹き始めた強い逆風があるのだろう。
確かにルックスでは維新の会でもピカイチかもしれない。
同じ事務所で友人だったタレント・小倉優子さんから「日本一、打算的なニュータイプアイドル」と名付けられたこともある。
かつての所属事務所は、社長による脱税事件、眞鍋かをりさんや小倉優子さんの移籍騒動もあったが、「あの事務所のタレントさんは、意外に思われるかもしれませんが、しっかりしている子が多いんです」と同業者が話すように、東京・代官山でネイルサロンを経営する、実業家でもあるのだ。
■年収は10倍以上に?
なかなかやるものだと思いきや、ネイルサロン業界の一般論となるが、「チェーン店は別として、儲けている店舗型ネイルサロンはほんの数パーセントです。
実際に儲けているところは、利益が出やすいネイリスト向けスクール、手タレプロダクションなどを併設しています」(業界関係者)という。
いわゆる「お友達向けではないか」ともいう。
芸能界の仕事にしても、 女性タレントは、AKB48、ももいろクローバーZなどが人気で、あまり入り込む余地もなく年齢的にもアイドルの適齢期は過ぎた感がある。
「結果はどうなるのかわかりませんが、これがきっかけになって、文化人として新しいジャンルの仕事が増える可能性もあります。
将来的に芸能活動を再開する時にも、元衆院議員という肩書は仕事の幅を広げるでしょう」と前出の芸能関係者。
また、議員歳費は年間で約2200万円。
その他もろもろの経費を加えれば、その倍以上になる。
「グラビアアイドルの中には月10万、20万円くらいの収入の子もザラにいますし、電車移動も珍しいことではありません」(同)というから、年収だけで見ても10倍以上になる計算だ。
キャリアアップどころか、まさしく、日々の選挙運動に全身全霊をかけて挑んでいることだろう。
東京21区には他に、次の候補たちも立候補している。
民主 長島昭久氏
自民 小田原潔氏
未来 藤田祐司氏
共産 吉岡正史氏
無所属 谷川博之氏