(画像:AKB0048公式webサイトより)
(C)サテライト/AKB0048制作委員会
第14話「少女裁判」
激動の中、AKB0048達はランカスターでのお披露目公演を無事に成功させる事ができた。
そんな中、ライブ終了後の会場で突如支配人のツバサが発表を行った。
それは、他の誰もが知らされていなかった内容だった。
・2つの復活
発表されたのは、「センターノヴァ制度」、そして「ニューシングル選抜総選挙」の復活だった。
しかし、センターノヴァ制度には懸念があった。
かつてAKB0048のメンバーの中から選ばれていた中央「センターノヴァ」。しかしこれまで、センターノヴァを担ってきたアイドル達は、尽く行方不明となっているのだ。
あっちゃんこと、13代目前田敦子もその一人だ。彼女は行方不明となり、ツバサはその謎を追い、解き明かすためにアイドルの座を降り、支配人となる道を選んだのだ。
そして、「センターノヴァ」の謎について、現段階では解き明かされていない。
そんな中で、センターノヴァ制度の復活に歓喜する者がいた。9代目ゆうこだ。彼女は以前より、センターノヴァ制度の復活を切望していたのだ。
・ライバル達の世界
ニューシングル選抜総選挙。それは、研究生、襲名メンバー問わず、ファンからの人気投票により、
上位メンバーは、ニューシングルの選抜メンバーとなる。
先代のあっちゃんがいた時代は、毎年行われていたそうだ。
旅館に宿泊していたAKB0048メンバーは、運営の意図が分からず困惑していた。
あっちゃんが消えてから、危険だとされていた「センターノヴァ制度」と「ニューシングル選抜総選挙」。
なぜ今になって急に、これらを復活したのか。そして、それよりももっと憂鬱な現実が彼女達を待ち受けていた。
誰が上で、誰が下か。選挙により、これがはっきりするのだ。
今まで仲良くやっていたメンバー達の間に、歪が生じるのは間違いないだろう。
「誰が落ちるの…?」
凪沙は、枕を抱きしめながらため息をついた。
・襲撃
AKB0048メンバーは、温泉に入り疲れを癒していた。
しかし、そこへ彼女達を脅かす者達が現れた。政府の特殊部隊DES軍。
AKB0048の芸能活動は、民衆の思想に害を与える物とされている。そして、彼女達が行うゲリラライブは、クーデターに他ならないとされている。
DES軍からの襲撃は容赦なく旅館を襲った。ガラス窓は粉々に粉砕、建物の一部は瓦礫となり、ちえり、ゆきりん、友歌の3人がさらわれてしまった…。
・クローズアップ
カスミガスター。そこで、裁判は始まった。
民衆に対し、「芸能」という名のクーデターを起こし民衆を先導したとして、ちえり、ゆきりん、友歌の3人は裁判にかけられる事になった。
驚くべき事は、この裁判は全銀河に生中継されるというのだ。
特別法が行使され、短期間のうちに裁判が開かれた。
0048を裁く事で、0048を旗印とした反政府運動を弾圧する狙いがあると見られる。
この有罪という結果しかない、仕組まれた裁判。ツバサをはじめとしたAKB0048のメンバーは、そんな政府のやり方を許すつもりはなく、カスミガスターへと向かった。
2人を救うために。
薄暗い夜、裁判は開かれた。
芸能禁止法違反、並びに反政府のテロ活動容疑で拘束されていたAKB0048メンバーである3人の公開裁判だ。
広大な裁判所、目の前には裁判長、読み上げられる3人の名前。
検察により、主文が読み上げられた。被告人は、放送禁止を掲げるGDPO、新銀河貿易機構に反抗、政府に対しクーデターを企てた。
公共の場において、違法行為である芸能によって人々を惑わせ、先導し政府を撹乱、テロ活動を行った。
これに対し、ちえりは臆しなかった。
AKB0048に誇りを持っている事、AKB0048の活動が愛である事を訴えた。
これに対し検察は、AKB0048に騙されていたと認めれば、情状酌量の余地があるのだと説得にかかった。
しかし、ちえりの瞳がその程度でゆるぐ事がなかった。
全銀河が注目している、AKB裁判。AKB0048である事を恥じず、胸を張る3人。
そんな彼女達に、裁判長から裁きの言葉が告げられた。
判決は…。
【記事:フェイトちゃん】
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