AKB48が今年もNHK紅白歌合戦の応援隊で力を発揮する。大島優子(24)はネガティブな言動で人気のモデル・栗原類(17)と対談。持ち前のポジティブさでトークを盛り上げ、本番への期待を高めた。
「ポジティブ」大島と「ネガティブ」栗原の異色対談。今最も旬な2人ではあるが、初共演とあって、関係者やスタッフは固唾(かたず)をのんで収録を見守った。
大島「2人でお会いするの、初めてですよね」
栗原「なんかもう、ここから離れたい気分なんじゃないですか?」
大島「アハハハ」
栗原「僕なんかと話してもつまらないですよ」
大島「いえ、そんなことないですよ。テレビで拝見させていただいてますけど、凄く面白いですよね!?」
栗原「いえいえ、全く。来年には消えてます」
大島「アハハハ、一発屋みたいな言い方しないでください」
栗原「いえ、事実ですから。そういう運命ですから」
大島「そんなことはないですよ。モデル業も素晴らしい活動をしていらっしゃいますし」
2人の独特のやりとりに、収録を見守る人たちの間から自然と笑いが漏れる。正反対の性格でかみ合わないはずだが、大島のツッコミ、栗原のボケの漫才を見ているかのようだ。
大島「紅白歌合戦は見たことありますか?」
栗原「最近は一人で見てます。親と一緒にニューヨークにいた時は親と見てたけど、今は一人で見る機会が多いです」
大島「どういう音楽が好きなんですか?」
栗原「割と文学系というか…」
大島「文学系!?」
栗原「何て言うんでしょう、テンション低めの曲とか」
大島「テンション低めの曲って、どんな曲ですか?」
栗原「聴いて、いい意味で疲れるような曲」
大島「ほお~。邦楽だとどんな曲を聴かれるのですか?」
栗原「平井堅さんとかPerfumeさんとか木村カエラさんとか」
大島「でも、木村カエラさんの歌はハッピーな感じじゃないですか!?」
栗原「ま、ハッピーというよりいろんな方向性があるんだと思います」
大島「(微妙な表情で)そうですね」
栗原「今、変な空気になっちゃいましたね」
大島「いえいえ、大丈夫です(笑い)」
台本もなく全てアドリブ。大島は栗原の低いテンションにひるむことなく会話を見事につなげていく。AKBのステージなどで発揮されている名MCぶりが生かされた形だ。
栗原「大島さんは紅白歌合戦のどんなところが好きなんですか?」
大島「歌でつながっているんだと実感できるところが素晴らしいと思います」
栗原「(大島は)僕にはほど遠いようなものを持っていて、とてもすてきです」
大島「遠い?」
栗原「訳すと、僕と真逆」
大島「歌に対して?」
栗原「何もかも、個性も全て」
大島「はい。そうだと思います。(栗原は)ネガティブだとうかがっていますが、私は凄いポジティブなんですよ」
栗原「良かったです」
大島「良かったですか(笑い)!?」
栗原「なんか上から目線ですみません」
大島「…(笑い)」
最初から最後までポジとネガががっちりとかみ合う対談となった。