９月に行われた「第３回じゃんけん大会」でじゃんけん女王となった島崎遥香（１８）がセンターを務めるＡＫＢ４８の２９枚目シングルが「永遠プレッシャー」（１２月５日発売）に決まった。ぱるるをイメージして制作された楽曲は、気弱な女の子の心情をつづった歌詞と親しみやすい曲調の王道アイドルソング。昨年のじゃんけん選抜ソング「上からマリコ」の売り上げ１５０万枚超えに期待がかかる。
幸運の絶頂を極めた島崎をイメージした新曲「永遠プレッシャー」は自分に自信を持てない女の子への応援歌だ。
劇場公演、握手会、テレビ出演など活動のすべてが総選挙の順位として、残酷なまでに評価されるＡＫＢで、悩みを抱えながらも存在感を発揮する次世代エースの素顔がつづられている。
歌詞は秋元康プロデューサー（５４）。「ぱるる」の愛称で親しまれる島崎は「最初（歌詞を）見たときに『秋元先生はどうして私のことが分かるんだろう？』と思いました」とほれ込み「アップテンポでかわいらしい曲なので、たくさんの方に歌ってもらえるとうれしいです」と笑顔で語っている。
単独でもドラマや映画で主役を務めるなど、活躍の場を広げているが、素顔は内気な少女。口下手で"ぽんこつ"と呼ばれることもあるが、じゃんけん大会を制した直後には「ぽんこつらしく、ぽんこつなりに、一生懸命、対応もしっかりできるように成長できたら。頑張ります」と決意を語っている。
１６人の選抜メンバーには、篠田麻里子（２６）、板野友美（２１）の常連を始め、若手の阿部マリア（１６）、竹内美宥（１６）、前田亜美（１７）、姉妹グループのＳＫＥ４８からも上野圭澄（１８）、木本花音（１５）ら個性派が顔をそろえた。
「桜の木になろう」（１１年２月）から「ＵＺＡ」（１２年１０月）までシングル９作連続でミリオンを達成しているＡＫＢ。記録更新のプレッシャーをはねのけて「永遠プレッシャー」が定番ソングになるか。
◆島崎遥香（しまざき・はるか）１９９４年３月３０日、埼玉県生まれ。１８歳。チームＢ所属。２００９年９月の９期生オーディションに合格。総選挙は第１回が加入前、第２回は２８位、第３回は圏外、第４回は２３位。じゃんけん大会の第１回は不参加、第２回は２回戦敗退、第３回は優勝。愛称・ぱるる。
◆第３回じゃんけん大会 ９月１８日、東京・日本武道館で開催。２９枚目シングルを歌う選抜メンバー１６人をトーナメントで決定。ＡＫＢ４８から６７人、予備戦を勝ち抜いたＡＫＢ４８研究生から１人、ＳＫＥ４８から８人、ＮＭＢ４８から６人、ＨＫＴ４８から３人の過去最多８５人が参加。中田ちさと、中村麻里子、上野圭澄が初の選抜入り。
