「あれだけ可愛い顔しているんだから、オンナの方が放っておかないだろう。大丈夫なの？ 最近のオンナは怖いっていうからね」
球界の大物ＯＢが日本ハムの名護キャンプを訪れ、球団関係者にこう言ったという。二刀流で注目されるルーキー・大谷翔平（１８）に関してだ。
本人は女性とのことについて、「以前、ネットにＡＫＢと付き合っていると書かれたけど、そんなわけない（笑い）。だいたい、いままで（女性と）付き合ったこともないですから」と話している。
いまどき１８歳にもなって、「女性と付き合ったこともない」なんて本当か。大谷と同室でプロ２年目の上沢（１９）がこう証言する。
「彼女が今までいたことがないと（報道で）聞いたので、本人に本当かどうか尋ねたんですよ。そしたら（女性とは）話したいとも、話そうとも思わないって。高校のクラスの（女の）子とも全然話さないらしいですよ。興味がないわけではないんでしょうけどね……」
＜「もう、やめろよ！」＞
あるとき某選手が大谷の目の前で、だれかがいたずらで置いておいた女性のブラジャーを、ほら、見てみろよと言わんばかりにヒラヒラさせたという。もちろん冗談なのに、大谷は面白がるどころか、
「もう、やめろよ！」
と本気で嫌がったとか。
普段から選手同士でもその手の話題には一切触れようとしないし、下ネタを振られると、途端にムッとして黙り込んでしまうそうだ。
「あれだけ毎日取材をされているし、週刊誌の目だってある。その分、そういった話題には神経質になっているのかもしれない」とはある先輩選手の分析だが、同僚に対しても気を許さないとは考えにくい。
実際、下ネタトークが得意というわけではなさそうだし、そういった話題を自分に振られること自体、どうやら照れくさいようなのだ。
何人かの選手は「純粋過ぎて何も知らない分、逆に危ないんじゃないの？ あの菊池雄星の後輩ですしね……」と口をそろえる。
大谷は西武の菊池と同じく岩手の花巻東高出身だ。その菊池はプロ入り後の一時期、ウソかマコトか、風俗遊びに入れ揚げたとウワサされた。大谷も純粋というか、女性に対する"免疫"がなさそうだからこそ、周囲や同僚は気をもんでいる。
ちなみに１８日は休日にもかかわらず、ランニングや体幹トレーニングで汗を流した。
（日刊ゲンダイ2013年2月19日掲載）
