人気アイドルグループ「AKB48」が新年早々、快挙を達成した。1月7日付のオリコン週間アルバムランキングで、計12作がトップ100入りを果たした。過去の女性グループによるアルバム同時100傑入りの記録は、1978年5月29日付のキャンディーズ、11年3月7日付のKARAの5作同時が最高。AKBは一気に7作も更新した。2013年も記録的な快進撃を続けそうだ。
「オリコン年間ランキング2012」でアーティスト別トータルセールス、シングル作品別売り上げ枚数など最多5部門で1位に輝いたAKBが、さらなる記録ラッシュを予感させる快挙で新年をスタートさせた。
昨年12月27日、アルバム「studio recordingsコレクション」全19タイトルが店頭発売された。東京・秋葉原のAKB48劇場での公演曲順のまま、公演メンバーの歌唱でレコーディングしたスタジオ音源のアルバムで、1月7日付オリコン週間アルバムランキング(昨年12月24日~同30日集計)には、19作のうち「TeamB 3rd stage『パジャマドライブ』」の31位を筆頭に、11作がトップ100に入った。
さらに、昨年8月発売の「1830m」も79位にランクイン。計12作が同時100傑入りとなり、女性グループとして、キャンディーズ、KARAを超えて歴代1位となった。
ソロを含めた女性アーティストのアルバムでは、13作同時の松田聖子(09年8月17日付)に次ぐ記録で、12作同時の美空ひばり(89年7月31日付)に並ぶ記録だ。男性アーティストでは、石原裕次郎(87年8月31日付)の同時13作が最高記録だ。
「studio―」は、オリジナルアルバムやシングルには収録されていない劇場公演だけの楽曲も多数収録。ジャケットはすべて撮り下ろしで、初回特典として大島優子(24)ら主要メンバー12人の生写真からランダムに1枚が封入。また、CD店やオンラインショップでの購入者に先着でCD1枚につき、特製クリアファイル全12種類のうち1つをランダムにプレゼントするなど、ファンにとってはたまらないサービスが快挙達成を後押ししたようだ。
また、昨年末に卒業を発表した河西智美(21)のソロデビューシングル「まさか」は、オリコン週間シングルランキングで初登場3位。こちらも上々の滑り出しとなった。