元AKB48の前田敦子のモノマネで、ブレーク中の女性お笑いタレント、キンタロー。(31)。その勢いに、昨年の流行語を生んだお笑いタレント、スギちゃん(39)も戦々恐々としている。
目いっぱい手足を動かしてダンスを踊りながら、「私のことは嫌いでも、AKBを嫌いにはならないでください…」と涙声で訴える敦ちゃんのモノマネが鉄板芸のキンタロー。、顔はデカく、小柄で太め。「イラっとくる」モノマネが持ち味だ。
あるとき、アルバイト先でスパゲティを運んでいると、客のひとりが「君ねぇ。何だろうな…あの…だいぶ残念だよ、だいぶ残念だけど前田あっちゃんに似てるね!」と言われたことがモノマネのきっかけ。
名古屋市出身。関西外国語大卒業後、社交ダンスの講師経験もあり、松竹芸能タレントスクールを経て、お笑いタレントに転身して3年目。昨年「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジ系)の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で優勝し、ショーパブ「そっくり館キサラ」主催のイベントでグランプリを獲得したあたりから人気に火が付いた。
「敦ちゃんの人気を逆手に取り、ファンの気に障ることをモノマネでデフォルメしたことでブログが炎上するなどの騒ぎに。それで知名度もあがった。敦ちゃん以外にも、大島優子などのAKB48ネタ、芹那、武井咲など旬のタレントをモノマネしている」(演芸評論家の高山和久氏)
まるで"炎上商法"だが、笑えるモノマネは松浦亜弥を真似た"エアあやや"で注目された、はるな愛とよく似ている。 「余勢をかって『R1ぐらんぷり』の3回戦(21、22日)進出を決めたばかり。決勝を争うようなら、スター街道まっしぐら。花開く年になりそう」と高山氏。
そんなキンタロー。の活躍に、今月17日行われたれた胃腸薬のPRイベントに登場したスギちゃんは、「正露丸はおなかの下りを止める。私は今年、仕事の量が下っていくのを止めたいと思います」と宣言。タレントの鈴木奈々(24)から「裏(楽屋)で『キンタロー。とか出てきたから、オレ、大丈夫かな』って悩んでました」と暴露されると、「1人の芸人が出てきたことでこんなにおびえているのってなんでしょう」とスギちゃんは本音をポロリ。一発屋の世代交代か。