AKB48まとめんばー

Error loading feed.
SKE48 LIVE!! ON DEMAND

2012年11月27日火曜日

【インタビュー】アーティストとしての闘い、ヴィジュアル系バンドとしての誇り。MUCC最新アルバム『シャングリラ』が放つジャンルを凌駕した魅力

MUCCの約2年ぶりとなるオリジナル・アルバムがついに完成、11月28日に世に送り出される。『シャングリラ』と名付けられたこのアルバムは、今年(2012年)結成15周年を迎えた彼らの進化の足跡をしっかりと刻み込みながら、次なる扉が開く手ごたえをも感じさせる、音楽ファン必聴の会心作となった。アーティストとしての闘い、ヴィジュアル系バンドとしての誇り、そして覚悟。最新アルバム『シャングリラ』が放つジャンルを凌駕した魅力を探る、逹瑯(Vo)ロングインタビュー。
取材・文●武市尚子
【Page1】MUCCはなぜ"ヴィジュアル系戦国時代"といわれたネオヴィジュアルシーンで勝ち残ったのか?
【Page2】ヴィジュアル系はヴィジュアルでしか勝負できないのか?
【Page3】MUCCは脱ヴィジュアル系を狙っているのか?
◆ ◆ ◆
◆MUCCはなぜ"ヴィジュアル系戦国時代"といわれた
ネオヴィジュアルシーンで勝ち残ったのか?
――今回は、ニューアルバム『シャングリラ』に至るまでのMUCCを、いつくかのテーマに分けて、深く探っていけたらなと思ってます。まず、MUCCは、【MUCCはなぜ"ヴィジュアル系戦国時代"といわれたネオヴィジュアルシーンで勝ち残ったのか?】と。
逹瑯:何それ、アイドル戦国時代みたいな、"ヴィジュアル系戦国時代"って初めて聞いたってば(笑)。まぁでも、その言葉を使うとするならば、MUCCはネオヴィジュアル系じゃないからなんじゃない? そう呼ばれるようになってから出て来たバンドよりも、MUCCはちょっと早いからね。ネオヴィジュアル系って、Alice Nineあたりなんじゃない? ナイトメアはもうネオヴィジュアル系ではないと思うからね。ほとんど同期に近いからね。
――そうね。でも、MUCCは、特にヴィジュアル系シーンから脱しようとせずにも、いろんなジャンルと絡んだりする中、楽曲の変化はすごく大きなものがあり、まだまだそこは進化し続けている訳だけど。そこで、古くからの聴き手が離れず、更に幅を広げ、支持され続けているという現実を逹瑯くん自身はどう思う?
逹瑯:ん~。なんだろな。サウンドが変わっても歌詞に重きを置いてるっていうスタンスが変わらないからじゃないかな。【唄】っていうとらえ方が変わってないからなんじゃない? 歌詞にも、その時々のサウンドに合わせた遊びは入ってるんだけど、根本的なベクトルは変わっていないというかね。
――なるほど。最新シングル「MOTHER」のインタビューのときにね、「2000年とか2001年の頃に書いてた歌詞の自分を見ながら歌詞を書くと、こうなる。大人になってるから、そこに感謝の気持ちが入ってる。昔の気持ちを今の目線で書くとこういう歌詞になるのかなって思う」ってミヤ(G)くんが言ってたのね。「自分の親が死んだときのことを書いた「断絶」がきっかけ。そこから歌詞を意識するようになって。昔は、"悲しい。なんでこんなに悲しいんだろう?"としか思わなかったのが、いろんな歌詞を書いて、いろんな人生経験をしてきたことで、その経験すらも有り難かったって思えるようになってる」って。逹瑯くん的には、「家路」(Sg/2001年7月15日発売収録)とかの歌詞を書いていた頃から、歌詞に対する想いは変わっていない?
逹瑯:うん。そうだね。俺、フォークとか好きだからね。だから、自然と歌詞に気持ちが向いてたんだと思うよ。歌詞に重きを置くとか、そういう意識も当時はなく、自然とそうなってたんだと思うな。ブルーハーツとかフォークとか本当に、いまだに大好きだからね。やっぱ最初にそこ見ちゃうしね。この曲にこの歌詞が乗っかんのかぁ、すげぇなって。その頃好きだった人たちの新譜はいまだに買って聴くしね。吉井(和哉)さんとかの歌詞にもすごく惹かれる。すごく好き。
――ブルーハーツの歌詞はストーリーではないでしょ? 逹瑯くんの書く歌詞とはまたスタイルが違うモノだと思うけど。
逹瑯:そうだね。なんかね、影響を受けたというより、やっぱ惹かれるんだと思う。そこがそのまま自分のモノになるっていうんじゃなく、惹かれた感覚とか、惹き付けられる感情に共感するんだと思う。自分の作風に影響を受けてるっていうんじゃなく、マインド的にね、すごく大きい刺激を貰ってると思うんだよね。そういう意味では、長渕剛さんとかもそうだね。近い先輩でも、カリガリの青さんとか、プラスティックトゥリーの竜太郎朗さんとか、ラヴィアンローズのkyohsukeさんとか、すごくいい歌詞を書く人が多かったからね。すごくいい刺激を貰っていたと思う。そういうのをガキの頃から聴いてたから。本当に自然と歌詞を大事に想うようになったんだと思うよ。唄でお客さんの心を掴んでいるバンドが周りに多かったからね。そこは大きいと思う。
――逹瑯くんが歌詞を書くときは、MUCCというバンドを意識して書いてるの?
逹瑯:ん~。バンドの色を意識してってこと? そういうのはないな。自分の中で、このワードは有りか無しかっていうのはあるけど。まぁ、それも最近は少なくなってきたけど、MUCCを意識して書けない歌詞はないね。
――「ファズ」(Sg/2007年10月31日発売)のあたりで随分歌詞に変化があったように感じたけど。今回の「Marry You」なんて、絶対に昔のMUCC、昔の逹瑯くんからは出てこなかっただろうから。
逹瑯:うん。そうだね。「ファズ」の頃はね、より具体的なワードを入れることで、より情景描写が色濃くできるのかなってことを感じた時期だったというか。俺が好きなアーティストの歌詞って、その人のその時の心境とかがそのままリアルに入っているからこそ、心に響いてくるなってモノばっかだし。自分的にもそういう歌詞が書けたらいいなって思っていたとこもあったし。その当時のレコード会社(ユニバーサル)のディレクターの人が歌詞にもすごく意見を出してくれる人で、結構MUCCの中を引っ掻き回してくれたのね。いままでにないことにチャレンジできたのもその頃だったし。「ファズ」の歌詞もそう。まだ柔軟じゃなかった頃でもあったから、すごく悩まされたし、苦しんだし、クソッって思えたし。だけど、楽しんでやれてた自分もいたしね。今思えば、あの時期があの時代にあって良かったなって思ってる。今みたいに、いろいろと経験して、柔軟になってからだとすんなり受け入れちゃうと思うからね。葛藤のある時期にそういう経験ができたことも良かったと思う。
――そうだね。素直に聞けてたら、また少し違っていたかもしれないからね。そこの違いは大きいよね。ミヤくんと擦り合せて歌詞を書くということも特にしたことはないの?
逹瑯:うん。別にそういうのはなかったな。好きなモノが似てたのもあるんだろうけど、そこまでかけ離れたことを書いていないってのはあるのかもね。
――でも、ミヤくんは、「アルカディア featuring DAISHI DANCE」(Sg/2011年11月23日発売)の中の"右手"っていうワードは、「ファズ」(Sg/2007年10月31日発売)の中に出て来た"右手"っていうワードから持って来たって言ってたのね。
逹瑯:あ、そうなんだ。でもね、そういうのだったら俺もあるよ。今回のアルバムの「夜空のクレパス」は、仮タイトルが「夜空」だったのね。仮歌詞をリーダー(ミヤ)が書いてて、アルバムに入ることになったときにちゃんと俺が書き換えたんだけど、すごく"夜空"っていうワードが合ってたから、そこは絶対に残そうと思って書いたしね。そういうちょっとした関連性を持たせるっていう遊びはたまにするね。
――そういう遊びはすごくいいね。やっぱり邦楽である以上、歌詞ってすごく大切だよね。
逹瑯:そう思うんだよね。俺ね、心に訴えかけるのって、サウンドじゃなく、やっぱ唄だと思うんだよね。サウンドはね、洋服みたいなもんなんじゃないかなって。洋服を全部取ったとき、ようは裸になったとき、アコギと唄だけでいい曲として成立するっていうのは、すごく大事なことだと思うな。MUCCは昔から、そこを大事にしてきたと思うからね、サウンドがどれだけ変化しても、そこだけは変わらずに居続けてるから、今があるんじゃないかなって思ったりはするよ。
◆ヴィジュアル系はヴィジュアルでしか勝負できないのか?
――今回のアルバムの中の、逹瑯くん作曲の楽曲は、いままでにないMUCCというか、新たな冒険曲が多かったように思うのね。アルバム前にリリースされたDVD『- MUCC 15th Anniversary year Live -「MUCC vs ムック vs MUCC」不完全盤「密室」』に収録されていた新曲「ブレアラビット」も、シューゲイザー的な雰囲気を持つ楽曲だったし。そういう面で、いろんなジャンルをMUCCの中に取り入れよう的な意識は逹瑯くんの中にあったの?
逹瑯:ううん。まったくない。むしろ、そのシューゲイザー的なジャンルなんて知りもしないし。なんとなく鼻歌で歌って、コード拾って作った曲だったしね、「ブレアラビット」は。気がついてみたら、"Aメロとサビ一緒だな。サビ、ちょっと転調してるだけだな"みたいな。たしかにみんなに聴かせたら、ディレクターから"なんか狙ってやってるインテリロックみたい"って言われた(笑)。マニュピレーターの人にも、"不思議な転調してますね"って言われたからね。でも、それを狙ってやってないっていうね。俺、ジャンル的なものはまったく解らないし、リフみたいなのも解んないからさ。そういうのでいいのかなって思う。SATOち(Dr)と作り方が似てるのかなって思う。自分で唄メロ決めて、リズムをカッチリ作っちゃうっていう作り方だからね。今回のアルバムで言ったら、「狂乱狂唱~21st Century Baby~」と「Marry You」は、リズムパターンから作ったからね。「Marry You」は、タンタンタカタカタンタンタカタカっていうリズムパターンが、ずっと昔からやりたかったんだけど、なぜかずっと形にできてなくて。今回やっと形にできたんだよね。そのリズムパターンとAメロのネタしかなかったんだけど、そっから鼻歌でコード拾って、そこに音程が一定のところでステイするメロディを加えて構成していったの。たとえば、ちょっと古い曲だとチューリップの「虹とスニーカーの頃」とか、最近のだとAKB48の「Beginner」とか、音程がステイするメロディって哀愁あっていいよね。で、「狂乱狂唱~21st Century Baby~」も、ダンダダカダンダンダダカダンっていうリズムパターンをループさせたいってとこから作ってった曲だったんだよね。あとは、お経みたいなメロとシャウトと子供のコーラスがあったらいいなっていう、そこを1つにまとめていった感じ。
――なるほどね。今回それぞれのメンバーの楽曲を受けてどう感じた?
逹瑯:それぞれやりたいことをやれてるのかなって思ったよ。YUKKE(B)にしても、「MOTHER」(Sg/2012年10月31日発売) のカップリングだった「ネガティブダンサー」なんかは、韓流を意識した曲作りだったみたいだし、アルバム曲の「ピュアブラック」とかも、YUKKEが普段好きな音楽がYUKKEのフィルターを通して出て来たモノだなって感じたしね。なんかね、YUKKEも俺もなんだけど、ヴィレッジヴァンガードで売れてそうなサブカル的な音楽や物が好きだったりするからね。そういうYUKKEが今回の楽曲にはすごく溢れてたんじゃないかな。結構遊べてたんじゃないかな。その点、SATOちは硬派だよね。一番曲で遊ばないと思う。自分の好きなモノが徹底してるというか、ストレートだね。
――SATOちの曲は、結果ライブでいつも泣ける曲になるのが不思議。
逹瑯:なんか解るな、それ。きっとね、SATOちの曲ってストレートな定番な曲に、SATOち節なメロディが乗るから、そこに乗ってくる歌詞ってすごく素直になるからね。ぶっ飛んだ遊んだメロには、ぶっ飛んで遊んだ歌詞が乗るけど、SATOちの曲にはストレートで素直な言葉が乗るからね。それで泣ける曲になるんだと思うよ。歌っててもそう思う。今回のアルバムでは俺、そういう意味では突飛な曲の歌詞ばっか担当したから、歌詞的な遊びは大きかったかなって思うよ。「夜空のクレパス」は唯一普通のテンションで素直に書いた歌詞だったけど。他は結構、突飛だったね。
――「ハニー」はミヤくんでしかない歌詞だったしね。
逹瑯:そうだね。俺からは絶対に出て来ない歌詞だね。
――でも、そこまで個性が違うのに、不思議と一貫性を感じるのはどうしてだろう?
逹瑯:まぁ、そこは俺のキャパの広さじゃない(笑)? キャラとね。いろんな曲や歌詞のタイプを違和感のなく収められる自分のキャラクターって得してるなって思うんだよね(笑)。
――そうだね。少し話しが変わるけど、逹瑯くんさっき、曲を作る上でジャンルは関係ないし、意識してないって言ってたけど、【ヴィジュアル系はヴィジュアルでしか勝負できないのか?】についてはどう思う?
逹瑯:どうなの? 知らんがな(笑)。でもね、いろいろと一緒にやってみて思うけど、ある程度の友好関係は結べるけど、結果、共存はできないと思う。ひとつ屋根の下には暮らせないと思うな。やっぱね、パンクシーンやラウドシーンって、すごくチケット代が安いのね。だから、ヴィジュアル系シーンと対バンすることで、見れる時間も短くなるし、チケット代は高くなるしだと、そこにわざわざ来ないでしょ。そこも大きいと思うよ。バンドとしては、一緒にやりたいし、ウチらは向こうさえ良ければ全然絡みたいけど、ウチらが向こうのフィールドで勝負するのも難しいと思うし、向こうがこっちのフィールドで勝負するのも難しいと思うよ。それは、お客さん的な問題としてね。バンドとしては、音楽としては、どんどん絡んでいった方がいいと思うけど、そのチケット代の問題とかもあるから、結果、共存はできないと思うんだよね。育ってきてる環境が違うし、食いたいもんが違うっていうね。そんな感じかな。
――なるほど。素晴しく解りやすい説明でした、逹瑯先生。
逹瑯:でしょ。うん。そうだと思うよ。
◆MUCCは脱ヴィジュアル系を狙っているのか?
――ここでは、ニューアルバム『シャングリラ』が放つジャンルを凌駕した魅力を探っていけたらなと。
逹瑯:うん。特に脱ヴィジュアル系を狙っていたりはしないね。『シャングリラ』も、結成当初のガムシャラな感じこそないけど、この15周年のMUCCがすごくまんべんなく活かされて入っているように思うからね。本当に、一番MUCCらしいアルバムになったんじゃないかなって思う。
――そうだね。これまでのMUCCのいろんなアルバムの要素が、今回の1枚には入っているかもね。このアルバムからMUCCを知ってくれた人に、【この曲が好きなら、このアルバムを聴け!】的な誘導をしてほしいんだけど。
逹瑯:あぁ、それができそうなアルバムだよね、これね(笑)。1曲1曲、どれを気に入ったかで、過去のどのアルバムが好きかが解る的なことでしょ? あぁ、それできそう。でも、面倒くさいなそれ(笑)。やんの?
――お仕事です。
逹瑯:ふ~ん。でもね、結構昔のアルバムもいいアルバム多いんだよね。今回15周年で昔の曲をライブでやるのに改めて全部聴き返してみて思ったんだけど、いいんだよね、アルバム全部。改めて聞いたら『鵬翼』(2005年11月23日発売)ってめちゃめちゃいいアルバムだったじゃん! って思ったしね。
――実は私も15周年のライブが終わってから、『極彩』(2006年12月6日発売)と『志恩』(2008年3月26日発売)と『鵬翼』と『是空』(2003年9月3日発売)と『朽木の灯』(2004年9月1日発売)を何回も聴き直してて(笑)。結果全部聴き返しちゃったっていう(笑)。
逹瑯:ね。いいよね、MUCC(笑)。我ながらいいと思うよ、MUCC(笑)。
――ということで、初めて聴いてくれた人が昔のアルバムに遡って聴いてくれるように、よろしくです(笑)。
逹瑯:ん。じゃぁいっとこうか(笑)。でも、シングル曲はちょっと飛ばすね、なんかまた違うから。ってことで、「Mr.Liar」からいこうか。そうね、「Mr.Liar」は『極彩』とかそのあたりじゃないのかな?
――「G.G.」は?
逹瑯:「G.G.」は、『球体』(2009年3月4日発売)とか『カルマ』(2010年10月6日発売)とかかな。
――「ハニー」は?
逹瑯:「ハニー」は? なんだ?
マネージャー長島氏:『6』(2006年4月26日発売)じゃないですかね。
逹瑯:あ。そうだな、『6』だね。うん。『6』に入ってても不思議じゃないね。
――「終着の鐘」は?
逹瑯:「終着の鐘」は、『極彩』とか『朽木の灯』かな?
――『朽木の灯』ね。なるほど。
マネージャー長島氏:『鵬翼』とかじゃないですかね?
逹瑯:あぁ、まぁたしかに、『鵬翼』に入っててもおかしくないよな。うん、入ってそう入ってそう。
――「ピュアブラック」は?
逹瑯:「ピュアブラック」は、『球体』じゃねぇか? どうよ、長島。
マネージャー長島氏:『カルマ』です。
逹瑯:あははは。『カルマ』ね。なるほど、いいとこ突くね(笑)。結構近年だけどね、そこ。
――「狂乱狂唱~21st Century Baby~」は?
逹瑯:どうだろうね? 『是空』とかじゃねぇか?
マネージャー長島氏:そうですね、『是空』ですね。
逹瑯:「『是空』ですね」って(笑)。でも、ウチら本人より、傍から聴いてくれてる人の方が、そういうジャッヂは鋭かったりするからね、長島の感覚は結構正しいと思うよ。
――そうだね。では、「Marry You」は? これは該当するアルバムないのでは?
逹瑯:ないね~。これはないわぁ~。ここは新境地だね。これは『シャングリラ』を聴くしかないね(笑)。
――「夜空のクレパス」は?
逹瑯:「流星」ってどのアルバムに入ってたっけ?
マネージャー長島氏:『極彩』です。
逹瑯:んじゃぁ、『極彩』かな。それか、『鵬翼』な感じがするな。きっと「夜空のクレパス」を好きな人は、『極彩』と『鵬翼』好きだと思うな。
――「YOU&I」は?
逹瑯:「YOU&I」は、結構前かなぁ。ん、いや、『極彩』かな。いや、もっと古いアルバムにもありそうだね。
――そうね、純粋なバンドサウンドでもあるし、ミヤくんの得意とする軽めなピッキングのギターも、少し昔のMUCCを思わせるから。
逹瑯:となると、『葬ラ謳』(2004年8月17日発売)とかを聴いてもらってもハマるかもな。
――なるほど。そうだね。「シャングリラ」は?
逹瑯:「シャングリラ」は、『朽木の灯』とか『極彩』『鵬翼』を並べて聴いてもらったらハマるんじゃないかな、うん。絶対、1枚振り返って聴いてハマったら、絶対にどんどん他も聴きたくなると思うから、全部聴いて(笑)。まず、聴いたことない人は、このアルバム『シャングリラ』から聴いてもらえたらなと思いますね。取っ付きやすいと思うから。『シャングリラ』は、マニアックじゃないし、聴きにくくないアルバムだと思うから、ぜひ、ここからMUCCを知ってもらえたら嬉しいなと思いますね。リリース後には、ライブツアーも決まっているので、ぜひ、アルバム聴いて気になってくれた人は、遊びに来てもらえると嬉しいです。
『シャングリラ』
11月28日(水)リリース
完全生産限定盤 写真集+CD+LIVE CD (A)
AICL-2484~2485 ¥6,915(tax in)
初回生産限定盤 CD+LIVE CD(B)
AICL-2486~2487 ¥3,800(tax in)
通常盤 CDのみ
AICL-2488 ¥3,059(tax in)
【完全生産限定盤・初回生産限定盤・通常盤 DISC 1】
01.Mr.Liar
02.G.G.
03.アルカディア featuring DAISHI DANCE
04.ニルヴァーナ
05.ハニー
06.終着の鐘
07.ピュアブラック
08.狂乱狂唱~21st Century Baby~
09.Marry You
10.夜空のクレパス
11.YOU& I
12.MOTHER
13.シャングリラ
【完全生産限定盤 DISC 2】
-MUCC 15th Anniversary year Live(s)- 「97-12」
2012.09.16 Zepp Nagoya
01.梟の揺り篭 02.アンジャベル 03.絶望 04.幻燈讃歌
05.友達が死んだ日 06.4月のレンゲ草 07.25時の憂鬱
08.月の夜 09.雨のオーケストラ 10.狂った果実(笑)
【初回生産限定盤 DISC 2】
-MUCC 15th Anniversary year Live(s)- 「97-12」
2012.09.13仙台Rensa
01.黒煙 02.FUZZ -Thunder Groove Ver. -
03.月光 04.燈映 05.娼婦 06.心色 07.暁闇 08.家路
09.流星 10.優しい歌
アルバムツアー<MUCC Tour 2012-Shangri-La->
12月1日(土)Zepp Namba
12月2日(日)Zepp Nagoya
12月8日(土)Zepp DiverCity SOLD OUT
12月9日(日)Zepp DiverCity SOLD OUT
■オフィシャルファンクラブ朱ゥノ吐会員限定イベント
<- MUCC 15th Anniversary year- 「朱ゥノ吐」プレミアムイベント『聖なる渋谷で赤青えんぴ2Days』>
~青い夜~
12月21日(金)渋谷公会堂
~赤い夜~
12月22日(土)渋谷公会堂
<DECEMBER'S CHILDREN>
12月27日(木)日本武道館
【出演】
MUCC、TK from 凛として時雨、凛として時雨、geek sleep sheep(kazuhiro momo from MO'SOME TONEBENDER / 345 from 凛として時雨 / yukihiro from L'Arc~en~Ciel)、9mm Parabellum Bullet、ドレスコーズ and more…
[問]SOGO TOKYO 03-3405-9999
<Over The Edge '12>
12月31日(月)渋谷公会堂
【出演】
MUCC、BugLug、DaizyStripper、DOG inTheパラレルワールドオーケストラ、ギルガメッシュ、heidi.、JILS、lynch.、MERRY、Mix Speaker's,Inc.、Moran、R指定、Sadie、ユナイト、vistlip and more…
[問]ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00~19:00)