アイドルグループ「AKB48」メンバーなどになりすまし、出会い系サイトへの登録を勧誘するメールが大量送付された事件で、千葉県警は14日、サイト利用者から約7200万円をだまし取ったとして、出会い系サイト運営会社「アグライアジャパン」(6月に解散)元社長、相川祐介容疑者(33)ら4人を詐欺容疑で再逮捕、なりすました元従業員ら4人を同容疑で逮捕したと発表した。同様の手口で2166人から約2億1000万円を詐取したとみられる。 逮捕容疑は、10年9月から今年6月、相川容疑者らは芸能人になりすましたメールを大量に送りつけるなどして、利用者3人からやり取りの代金を詐取したとしている。 県警によると、相川容疑者は従業員に、AKBメンバーを連想させる「AKB☆あっちゃん」などの名前で「私からプロポーズするかも」などのメールを送付させ、神奈川県の20代男性から約270万円を、家族の病気に悩む群馬県の50代男性とは「ゼウス」という霊能者を名乗ったメール交換で約6700万円を、それぞれだまし取るなどしたという。【小林祥晃、松崎真理】