AKB48まとめんばー

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2012年11月10日土曜日

おばちゃんパワー、大阪盛り上げ パフォーマンスチーム始動

世話焼きで派手好き、元気でとにかくよくしゃべる-。そんな「大阪のおばちゃん」の魅力全開のパフォーマンスチーム「オバチャーン」を、大阪の男性会社員らが立ち上げた。メンバーはまさに大阪のおばちゃん47人。さまざまなイベントに登場し、通行人らにからむ"パフォーマンス"を披露するほか、大阪のおばちゃんの生態をモチーフにしたラップ曲も作成、インターネットで公開している。

◆「飴ちゃん袋」片手に

大阪のメーンストリート・御堂筋を歩行者天国にして、10月に開かれたイベント「御堂筋kappo」。多くの人がそぞろ歩きを楽しむなか、ひと際存在感が際立つ集団がいた。

「大阪名物」ともいわれるヒョウ柄などの派手なアニマルプリントの服に身を包み、「飴(あめ)ちゃん袋」を片手に練り歩く47人の熟女集団「オバチャーン」。カメラを向けると、すかさず「せーの、おばちゃーん」という掛け声とともに、ばっちりポーズをきめた。

きっかけは、大阪市西区の広告会社社員、日座裕介さん(33)ら4人が、昨年府が行った「OSAKA LOVERS」CMコンテストで、大阪のおばちゃんを題材にした作品を応募し、準大賞を獲得したこと。「大阪の元気の源になる」と確信し、主婦タレントを中心にした芸能プロダクション「みかん山プロダクション」(岸和田市)に所属する主婦らと契約して本格的にチームを結成した。

◆"らしく"値切り代行

「オバチャーン」の活動は、イベント会場などで「大阪のおばちゃん」全開のファッションに身を包み、大阪のおばちゃんなら誰でも持ち歩くとされる「飴ちゃん」を子供たちに配ったりするほか、買い物客の値切りを"代行"したり、街中のカップルをいじったりする。要は、大阪のおばちゃんらしい行動をすることだ。

日座さんは「大阪が他府県に負けないものといえば、やっぱり"大阪のおばちゃん"。人と人とのコミュニケーションが希薄になりつつある中で人を明るくするパワーがある」と話す。

◆テーマ曲はラップ

すでに大阪のおばちゃんをテーマにしたラップも作曲。人気のAKB48にあやかって、「オバチャーン」の中から選抜された「神7(セブン)」が「旦那に内緒でタンスに貯金する」「クーポン券のタダに弱い」など、大阪のおばちゃんの生態を歌い、インターネットの「ユーチューブ」で配信している。

「神7」メンバーで、チームのリーダーでもある堺市美原区の主婦、舟井栄子さん(64)は「よう寝てよう食べてようしゃべったら、顔の筋肉動きますやん。(活動は)エステしている感覚ですわ」と満面の笑み。「なんぼ主人が大黒柱でも支えているのはやっぱりおばちゃん。私らのパワーで大阪を盛り上げていきたい」と話している。