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2012年11月9日金曜日

「ねらわれた学園」で映画声優初主演&主題歌も! AKB48次世代エース“まゆゆ”に直撃!

過去幾度となく映像化が実現した人気SF作家・眉村卓によるジュブナイル小説の名作「ねらわれた学園」を、AKB48、渡り廊下走り隊7のメンバーとしても活躍中の国民的アイドル、渡辺麻友を主演に迎えて長編アニメーション化!映画声優初主演、そして主題歌も務めた"まゆゆ"に、緊張したという初主演のアフレコ作業や主人公・涼浦ナツキ役を演じた感想、そして3枚目のソロシングルでもある主題歌「サヨナラの橋」などについて聞いた。
薬師丸ひろ子や原田知世など人気女優を主演に迎え、現在まで合計6回に渡って実写化された人気原作を、「魍魎の匣」(08)の中村亮介監督と「境界線上のホライゾン」(11)などのサンライズの強力タッグで映画化した長編アニメーションの本作。時代を現代の中学校に置き換えた新しい解釈と斬新な映像も話題の一作で、アフレコを務めた"まゆゆ"も「すごくきれいな映像の中でプロの声優さんたちに混じってのアフレコは、とてもうれしかったです!」と大感激。クラス委員・春河カホリ役の「花澤香菜さんとの共演は夢のようでした!」と興奮気味になるも、「好きだからといって、ただの真似になってしまってはダメだと思ったので、作り込まずに自分らしい表現を意識しました。声優経験も多くはなかったので、皆さんの足を引っ張らないように、それだけを考えて頑張りました!」と目標を定めて大任をクリアしたとか。ちなみに自己採点は「下手すぎて自分の声おかしい!って、どうしようって焦りました(苦笑)。自然な演技になっていればいいなあと思います」と謙遜するものの、本人とは分からない演技力は予告編だけでも十分に伝わる仕上がりだ。
その"まゆゆ"が演じる主人公・涼浦ナツキは、鎌倉の学校に通う中学二年生。幼なじみでケンカ友だちの関ケンジ(本城雄太郎)、彼が密かに好意を抱く春河カホリ(花澤香菜)の前に、ある日、京極リョウイチ(小野大輔)という謎めいた転校生が出現したことで、14歳の少年少女たちの心と身体、学園の空気が危うげに動いていく。そのナツキについて、「いつも明るくすごく元気で、いわゆるツンデレでいうツンの要素が多いけれど、内面はすごく繊細な女の子。ケンジのことがずっと前から好きで、かわいらしい乙女な側面があってとてもいい子ですね。とても女の子らしくて、大好きですね」と受け止めて演じたという"まゆゆ"。ちなみにナツキと自分とはリンクしなかったそうで、「離れている要素が多かったと思ったので、なるべく(ナツキに)近づけようと努力しました」と工夫を重ねたとか。また、難しかったシーンについては、「後半の泣くシーンが難しかったですね。そこは苦労しました。ナツキちゃんの気持ちを考えて、自分が彼女になったつもりで演じました。とても辛かったです。悲しくて泣くシーンなので、ナツキちゃんになりきったら自分も辛くなっちゃいましたね」とも。本人も悲しく辛くなってしまったシーン、この場面は必見だ!
また、自身3枚目のソロシングルでもある主題歌「サヨナラの橋」については、「歌謡曲のメロディーで懐かしい雰囲気がしますが、歌詞の内容はケンジに片思いをしているナツキの気持ちを反映している片思いの歌です。とても切ない曲ですね」と説明。映画を情感豊かに彩るメロディアスな楽曲もポイントだ。インタビューの最後には「学園生活で起こる不思議な事件や4人を中心とした青春の恋模様など、さまざまなシーンが描かれていって、青春の要素を感じる懐かしくて不思議な気持ちになれる物語になっています」と待ちわびるファンにメッセージもくれた"まゆゆ"。
「わたしはちょうど中学2年生で今の世界に入ったので、ちょっとうらやましく感じました。憧れにも似た感情を抱きましたね。中学2年生のリアルな感覚を描いていて、似たような時代を過ごした人は誰でも大切な何かを思い出します。そういう映画になりました。楽しみにしていてください!」とも。映画初主演というプレシャーを乗り越え、新しく生まれ変わった"まゆゆ"版「ねらわれた学園」。"まゆゆ"が自信を持って送り出す感動のアニメーションの公開日を期待して待とう!(取材・文・写真:鴇田崇)
アニメ「ねらわれた学園」は、11月10日全国ロードショー