AKB48まとめんばー

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2012年10月7日日曜日

AKB・松井咲子がソロデビュー ピアノで奏でる「いつもの歌」


人気アイドルグループ、AKB48の松井咲子(21)が、ピアノアルバム「呼吸するピアノ」(ポニーキャニオン、CD+DVDは2800円、CDのみは2000円)を3日に発表した。
AKB48からのソロデビューは6人目、歌のないインストゥルメンタルのアルバムは初めてとなる。
(櫛田寿宏)


CDには「会いたかった」「フライングゲット」「ヘビーローテーション」などAKB48のヒット曲や、オリジナルの「心の譜面」など全11曲を収録した。
松井は「いつもは歌い踊っている曲ですが、ピアノで弾いてみて、『ここはこんな音が鳴っていたんだ』って気付かされることが何度もありました。
演奏をすることで、じっくり曲と向き合えました」と振り返る。


作曲家の服部隆之氏が音楽監修、秋元康氏が総合プロデュースした。
「会いたかった」について松井は「このイントロが『会いたかった』のメロディーにつながるなんて想像できませんでした。
弾いてみて、かっこよさにまたびっくりでした」と話す。


「フライングゲット」はギターとパーカッションを前面に出したラテン風のアレンジになっている。

「弾いたことのない曲調なので新鮮でした。
ノリのいい感じに仕上がったので、コンサートで演奏してみたい」

松井は東京音楽大学器楽専攻ピアノ科の4年生。
4歳からピアノを始め、ピティナピアノコンペティションでD級本選優秀賞を受賞するなどの実力を持つ。

今回のアルバムのレコーディングは今年3月に始まった。
人気アイドルとしてのめまぐるしいスケジュールの合間に、演奏を録音した。
楽譜を受け取ってから録音まで2週間ほどしか時間がないケースもあったという。
仕事が終わってから、家で深夜に練習を重ねた。


「レコーディングをしている間は終わりが見えない感じがしていたので、録音が終わってほっとしました」

レコーディングの不安について、先に演歌歌手としてソロデビューを果たしたAKB48の岩佐美咲(17)に相談したという。
「なぐさめてもらいたかったんですが、2人ともネガティブなので一緒に落ち込んでしまいました。
でも、相談できる人が身近にいて良かった」と笑う。


待望のソロデビューを果たし、「目標は大学の先輩の松下奈緒さんのような素敵なピアニストになること」と目を輝かせた。

■柏木由紀、高橋みなみもデビューへ準備

AKB48からのソロデビューは、メンバーたちの「夢」であり「目標」とされている。
松井より先にソロデビューした5人は、板野友美(21)=「Dear J」(昨年1月)▽前田敦子(21)=「Flower」(同6月)▽岩佐美咲(17)=「無人駅」(今年2月)▽渡辺麻友(18)=「シンクロときめき」(同)▽指原莉乃(19)=「それでも好きだよ」(5月)-で、いずれもシングル。


また、柏木由紀(21)と高橋みなみ(21)もデビューに向け準備を進めている。
高橋のデビューは8月の東京ドーム公演で発表された。